2012/10/06

[fashion people+] 「善良な服は嫌いだ」2NE1LOOK創始者ヤン・スンホ、イ・ヒョンジョンに会う!

※2009年11月の記事です


人気ガールズグループ2NE1のロリポップ・ルックを作った張本人で一躍スターダムに上がったスタイリストヤン・スンホとイ・ヒョンジョン。この2人は優れたファッション感覚とトレンドを創造していく目で芸能人に劣らない人気を得ている。最近、2NE1TVで姿をあらわした彼らは、普段BIGBANGのリーダーG-Dragonとも仲が良い“ヤンゲン”、“ダニエル・セクシーLee”と呼ばれて話題になった。ヤン・スンホは世界的はアートスクールのセント・マーティンで、イ・ヒョンジョンはチェルシー・カレッジに在学中だったが、現在はスタイリストの活動の為にしばらく休学している状態だという。2NE1のスタイリストであり、トレンドイシューメーカーで縦横無尽に活躍している彼らに会ってみた。

Q.スタイリストとして始めるようになったきっかけがあれば?

ヤン・スンホ:
普段、BIGBANGのG-Dragon、チェ・スンヒョン(TOP)と仲が良く、YGの人たちとも親しくしていた。そんなある日、プロデューサーのテディ兄さんが新しいガールズグループのスタイリストを探している中で、今までYGの仕事を多くしていたスタイリストより新鮮なスタイリストを探していると先に提案した。1週間ほど時間を与えるから2NE1のスタイリングを用意して来いというミッションと一緒にだ。その後、ヤン・ヒョンソク社長とミーティングをした。1週間に渡って準備したスタイリングを見せたところ、気に入ってたし、ちょうど「ロリポップ」の広告のスタイリングを準備することになった。

Q.2NE1を通じて“Lollipopルック”を扇動している。インスピレーションはどこから?アイテムを制作するまでにかかった時間は?

ヤン・スンホ:
ロリポップ・ルックは私たちの想像というより、広告主の趣向だ。基本的な枠組みとおもちゃなコンセプトはそちらで決めたものだったが、CLが着ていたジャケットとかアクセサリーは私たち自らが制作したアイテムである。

イ・ヒョンジョン:
ヤン・ヒョンソク社長に広告の企画を受けた日から無心に準備した。撮影当日まで現場でアクセサリーのようなものをボンドで貼ってペイントする程だった。

Q.スタイリングをする時、メンバーごとに通常どのくらいの費用を使うのか?

イ・ヒョンジョン:
ある場合には数万ウォンのビンテージを購入して使うこともあるし、時には300万ウォン程かかることもある。衣装のコンセプトに沿って価格差が激しいから平均を出すのが難しい。

Q.2NE1の他にスタイリングを引きうけてみたい芸能人がいるか?

ヤン・スンホ:
今のところ、特にスタイリングをしたい芸能人はいない。今後も2NE1の他にスタイリストとして働くことは絶対にないだろう。

Q.今年の冬のトレンドのうち注目すべき、あるいはおすすめのアイテムは?

イ・ヒョンジョン:
私たちが見た09年F/Wコレクションのニナ・リッチが最高のコレクションではないかと思う。その中で断然引き立って見えたのはニナ・リッチのヒールです。これはお勧めのアイテムというよりも注目すべきアイテムであるようだ。「プラットフォームの結晶体」と言っても過言ではないからだ。




Q.普段BIGBANGのG-Dragon、モデルのイ・ヒョクスと親交が厚いと聞いている。親しくなった特別なきっかけがあるのか?

ヤン・スンホ:
G-Dragonの場合、親しい兄さんの紹介で知り合った弟だ。初めてG-Dragonを見た時はひたすら幼い弟に見えた。中学・高校当時は1歳年下でも、その差が大きく感じられたからだ。けれど、ファッションの話をして、頻繁に会うようになってから、その差も少しずつなくなっていったようだ。モデルのイ・ヒョクスの場合、私の友人の後輩だった仲のいい弟で、紹介されて知り合った。その時は多分高校2~3年の頃だった。それ依然にヒョクスとは家が近かった。

Q.G-Dragonが幼いころからファッションに興味があってスンホ君の影響を大きく受けたと聞いた。

ヤン・スンホ:
イ・ヒョンジョンの場合、幼いころから服に関心が高く、普段から服の話をよくした。G-Dragonの場合、ファッションへの興味は高かったが、私たちのように服の話をたくさんしたわけではなかったようだ。そういうことで、G-Dragonが私に影響を受けたと話したのではないかと思う。

Q.本人が普段好んで着るスタイルは何であるか?

イ・ヒョンジョン:
最近はあまりにも仕事が多いので何よりも快適な服装を追求する。特に服を気にして着る日は靴にマイを好んで履く方だ。

ヤン・スンホ:
私もヒョンジョンと同様に快適なスタイルを追求する。普段、ユニクロのフ―ディーTシャツにジャンパー、ルーズな感じの服を好んで着る。スタイルがどうであれ、ファッションには「悪っぽい味」がなければならない。優しく見える服は嫌いだ。

Q.二人一緒に仕事をしてみると意見の衝突が生じないのか?

ヤン・スンホ:
意見の衝突というよりは、お互いに嫌になることが一日に数回起こる。たとえば東大門市場で生地を選んで購入までした状態で、それを忘れて降りてきてしまった時は、4階までまた上がらなければならなかったり、仕事や広告の撮影の後、領収書の整理をして渡さなくてはいけない時などがこれに属する。

イ・ヒョンジョン:
この場合私たちはじゃんけんをして解決する。私たちにとってじゃんけんは絶対の法のような存在である。だから「恐怖のじゃんけん」と呼ぶこともある。

Q.お互い大変に仲が良いと聞いたことがある。スタイリストが終わった時、別れがが惜しくないか?

ヤン・スンホ:
お別れしたいよ。冗談じゃない。仕事以外にも一緒にいてする面白いことが多すぎて、働きながらまで居たくない。

Q.今、ガールフレンドはいる?いなければ、何故?

イ・ヒョンジョン:
今すぐ私たちに必要なのは、ガールフレンドではなく布団と枕である。私たちはあまりにも忙しい日々の所為でよく睡眠時間がなく、仕事に追われている。

ヤン・スンホ:
ある日、音楽番組の為にパク・ボムにスタジアムジャンパーを着せたがとても似合わなかった。この服が似合わなければこれ以上の方法がない状況だった。そんな状況でとても切羽詰まってなにか話が出れば「今、ボムにはスタジアムジャンパーが似合わないが、ガールフレンドだったら何と…」と冗談を言い合ったりする。

Q.現在学校を休学中ということだが、今後の計画は?

ヤン・スンホ、イ・ヒョンジョン:
私たちには明日を考えるべきほど今後計画する時間的な余裕はない。一応今は私たちが2NE1のスタイリストの仕事を引き受けた以上、当分の間この作業を頑張る計画だ。




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